熱化学方程式と反応熱の種類A

反応熱の種類には他にもあるので紹介を続けていきます。

溶解熱といって、物質1モルを多量に溶媒にとかしたときに発生ま
たは吸熱する熱があります。
この熱は、普通の熱化学方程式とは異なっているので、例をあげて
紹介します。

NaCl + aq = NaClaq -3.88kj というように書きます。
aqは多量の水に溶解するということを示しています。
この熱化学方程式からは1モルの塩化ナトリウムが溶解することで、
-3.88kjの熱を吸収することが分かります。

もうひとつ熱の種類があります、中和熱といって酸と塩基が中和す
るときに発生する熱のことをいいます。
この反応についても例をあげて話をしていきたいと思います。
HCl aq + NaOH aq = H2O + NaClaq + 56kj
これは塩酸と水酸化ナトリウム水溶液が中和すること表しています。
1モルの塩酸す溶液と1モルの水酸化ナトリウム水溶液が中和する
ことで、56kjの熱が発熱することが分かります。
aqはこの場合水溶液であることを示すものです。
このように熱にはいろいろな種類があります。


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