熱化学方程式と反応熱の種類�@

反応熱には、いろいろな種類の反応熱があるということを知ってい
るでしょうか。
実は反応の種類によって反応熱の名前が異なるのです。
そしてこの反応熱は熱化学方程式を書く際にも重要になります。

一つ目は燃焼熱です、この熱は物質１モルが完全に燃焼する時に発
生する熱を表します。
熱化学方程式でこの燃焼熱を表す時は、燃焼するものの係数を１に
する必要があります。
そしてここでもう一つ、熱化学方程式の特徴として係数が分数でも
いいというものです。
燃焼熱を表す場合、燃焼する物質の係数を１にして他の物質が分数
であってもかまいません。

二つ目は生成熱です、生成熱とは化合物１モルが成分元素の単体か
ら生成するときに発生する熱のことを言います。
もちろん吸熱反応の場合には、吸収する熱のことをさします。
この場合も先ほどの燃焼熱と同じように生成熱では生成する物質を
１モルにして書けば他は分数でもかまいません。