電池の歴史と問題点その改善策とは

これから電池の歴史とともに電池の問題点について話をしていきた
いと思います。

電池の歴史は古く、みなさんの思っている以上に電池は昔からあり
ます。
１８００年に「ボルタ電池」が発明されました、この電池の起電力
は１．１ｖです。
正極に銅板を、負極には亜鉛板を用います。
イオン化傾向が負極の方が大きいというのが確認できたと思います。
電解液には硫酸を用いています、しかしこの電池には大きな欠点が
存在しています。
正極において水素が発生するという反応が起きてしまうのです。
この水素の発生により電池の起電力が減少してしまいます、この現
象を分極とよびます。
この分極を防ぐために現在の使われている乾電池などには減極剤と
呼ばれる正極での水素の発生を防ぐ酸化剤が用いられています。
この減極剤によって電池の性能は格段に向上します。
電池の起電力の現象の理由を答える問題などもありますので、分極
と減極剤の役割についてはよく覚えておいてください。